INNOVATION CHALLENGE #01 YUKAKO HATA

想いをカタチに パラアスリート支援

2017年10月12日、ブリヂストンはパラアスリートを技術的に支援していることを発表しました。「一人ひとりの挑戦を支える」という活動テーマのもと、ブリヂストンにとっても新たなチャレンジであるパラアスリート技術支援に取り組んでいます。今回はこれまでの活動内容を、発表会の様子を交えて、前編・後編に分けてご紹介します。

【前編】スポーツ支援の取り組みから 新たな挑戦へ

世界の頂点を目指して走りつづけるアスリートを応援し、彼らのチャレンジを支えていきたい。ブリヂストンはその想いから、さまざまなカタチでスポーツやアスリートの支援を行っています。その歴史は長く、1957年、ブリヂストン創業者の石橋正二郎が、久留米市の小中学校にプールを寄贈して水泳教室を開き、のちにスイミングスクールの運営に発展しました。1964年には、ブリヂストンサイクルが自転車部を設立、自転車競技の支援を開始し、これまでに数多くのオリンピック代表選手を輩出しています。ブリヂストンは、培ってきた技術やノウハウを使って、現在では100名を超えるアスリートに、スポーツギアの提供や競技のアドバイスを行っています。

そしてパラアスリートへの自転車供給を開始するなど、ますますアスリートとの交流を深めていくなかで、彼らの競技における「困りごと」を聞く機会が増えていきました。イノベーション本部の小平(おだいら)美帆さんは、ブリヂストンの強みであるタイヤやゴムのコア技術をパラアスリートの「困りごと」の解決に活かせないだろうかという想いを抱き、競技の現場で多くのパラアスリートにヒアリングを重ねていきました。その一人、パラトライアスロンの秦由加子選手は、レースでは白線のあるアスファルト、コンクリート、石畳といった様々な路面を走らなくてはならず、足元を気にしてしまい、走る力を存分に発揮できないという悩みを持っていました。

それを聞いた小平さんは、どんな路面でも安心して走れるソールの開発に着手。何度も現場に足を運び、多くの関係者の協力を得ながらプロトタイプをつくり、秦選手からのフィードバックを元に開発を進めています。2017年の春からはそのソールをレースでも使いはじめ、同年の10月8日に開催されたITUパラトライアスロンワールドカップ サラソタ大会において、見事優勝を果たしました。

「秦選手の走り方はまだ変化しています。私もその変化を理解し、今よりさらに安心して走ることができるソールを開発することで、秦選手の活躍に貢献したいです」と、さらなる想いを語った小平さん。新たな発想でイノベーションを推進し、パラスポーツ界に貢献するレガシーを残すために、これからも挑戦は続きます。

【後編】パラアスリートの言葉から ひもとく支援【後編】パラアスリートの言葉から ひもとく支援
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一人ひとりを支える2020 そして、あなたと、次の景色へ